一で始まる四字熟語はどんなものがある?お題に合わせた130語!

四文字熟語

先日、一で始まる三字熟語を調べたのですが、たいした数はないだろうとタカをくくっていたら、けっこうあって驚きました。

そして、四字熟語の数も膨大です。自分では5つしか思いつかなかったけれど、少し調べただけでもあるわあるわ、その数130語!良い意味だったり、悪い意味だったり、風景を賛美したりと意味も三者三様です。

しかも、最近の辞典に載っていないような四字熟語もたくさんあるんです。これは私のように四字熟語に反応する人に見て欲しい!というわけで、いくつかのお題を設けて仕訳けることにしました。

この記事では、一で始まる130の四字熟語を「我が道を行く」「集中したい」「負けることもある」「素敵な風景」「世の常とは」「仕事」「有難い教え」「羨ましい才能」「問題ありの性格」「想い&感謝」「その他」にわけてご紹介します。

同義語、類義語、反対語もわかる範囲で載せています。

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我が道を行く 偏

周りに流されず、自分は自分、人は人というポジションが保てる人やそうなりたい方にピッタリの四字熟語です。他人の目を気にせず、自分がシックリくることをやる、そんな個性が尊重される時代です。

まずは、自分史上の新時代をあらわす四字熟語からです。

一新起元(いちしんきげん)

意味古い物事が改まった新時代の最初の年。一新更始(イッシンコウシ)。

一意孤行(いちいここう)

意味自分の考えを押し通して、我が道を行くこと。唯我独尊。独断専行。

一竿風月(いっかんふうげつ)

意味「一本の釣り竿をたれ風月を楽しむ」から、悠々自適であること。風流三昧。

一觴一詠(いっしょういちえい)

意味「一杯の酒を飲んで詩を一つ詠む」そのような心境を楽しむこと。

一鴈高空(いちがんこうくう)

意味「一羽の鴈が空高々と飛んでいる様子」から、一人だけはなれた高いところにいるという孤高の境地のこと。離群索居。

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集中したい 編

春はなにかと集中する場面がたくさんありますよね。「一」って、集中するのにこれ以上ないくらい効果的な漢字かもしれません!

一意専心(いちいせんしん)

意味一つのことに心を集中すること。一意功苦。一意奮闘。専心一意。

「一意専心(いちいせんしん)」を座右の銘にして全力発揮するぞ
心を集中させるということが一意専心になります。座右の銘として手元におけば、いざという時に頭に浮かび、実力以上の力を発揮できると、私は確信しています。一意専心(いちいせんしん)の意味、座右の銘としてお勧めしたい方、由来、類義語をご紹介します。

一意功苦(いちいこうく)

意味心を一つに集中し、苦しみながらも考えること。一意専心。一意奮闘。

一意奮闘(いちいふんとう)

意味心を一つに集中し、力の限り闘うこと。一意専心。一意功苦。

一念発起(いちねんほっき)

意味それまでの心を改め、熱心になること。発願廻向(ホツガンエコウ)。朝に道を聞かば夕に死すとも可なり。

一念通天(いちねんつうてん)

意味ただ一筋に念じて努力を続ければ、誠意が天に通じ願いが叶うこと。一念通岩。

一簣乃功(いっきのこう)

意味「最後の一簣(一杯の土)を運ばなければ山は完成しない」から、仕事が完成する最後の一頑張り。九仞の功、一簣に虧(カ)く。画竜点睛。

一世一代(いっせいいちだい)

意味一生で最後となるような最高の芸を演じたり、伎を披露すること。

一球入魂(いっきゅうにゅうこん)

意味「一球に魂を込め、悔いの残らない試合をする」ことから、全力投球すること。

一心不乱(いっしんふらん)

意味一つのことに集中し、他に心を乱されないこと。一意専心。息慮凝心(ソクリョギョウシン)。

一竜一猪(いちりゅういっちょ)

意味頑張るか頑張らないかで、賢(竜)か愚(猪)の差がつくこと。

一張一弛(いっちょういっし)

意味「弓の弦の張り方」から、引き締めたり弛(ユル)めたり、緩急自在にすること。また心を緊張させたり、リラックスさせたりすること。

負けることもある 編

人生ずっと勝ち続けるなんてことはありません。そして負け続けることもありません!

それにしても、一のつく四字熟語の負のオーラは半端ないです。

一敗塗地(いっぱいとち)

意味再起できないほど大敗を喫すこと。「塗地」は内臓も脳みそも散らばってしまうこと。

一蹶不振(いっけつふしん)

意味一度失敗すると、二度と起き上がれないこと。再起不能。七転八起。

一触即潰(いっしょくそくかい)

意味ちょっと触れただけで崩壊寸前の状態のこと。

一事無成(いちじむせい)

意味「一事すら成る無し」から、たった一つの事さえ成果を上げられないこと。

一丘乃貉(いつきゅうのむじな)

意味「一つの丘に住む貉(ムジナ)」から、同じような犯罪を企てる悪党のこと。一つ穴の貉。

一知半解(いっちはんかい)

意味一つを知っても半分しか理解できていないこと。挙一明三(ゴイチミョウサン)。

一裘一喝(いっきゅういっかつ)

意味貧しくて、夏冬の着物を一枚ずつしか持っていないこと。

一国三公(いっこくさんこう)

意味「一つの国に3人の主君」から、国家権力が統一されていないこと。リーダーシップが確立されていないこと。

素敵な風景 編

「一」を使って風景をあらわせというお題がでたら…困ります。全然思い浮かびません。

見て納得の風景四字熟語です。

一身軽舟(いっしんけいしゅう)

意味「大きな川の流れに舟を浮かべると、自分自身が軽やかな小舟になったようだ」から、大河がゆっくりと流れる景観のこと。

一水牽愁(いっすいけんしゅう)

意味一筋の川が哀愁を漂わせながら流れているさま。

一望千里(いちぼうせんり)

意味一目で千里まで見渡せるような景観のこと。眺望絶佳。

一碧万佩(いっぺきまんばい)

意味見渡す限り、青々とした海や湖が広がる景色のこと。一碧万頃(イッペキバンケイ)。

世の常とは 編

世の中ってものは神の采配なのか、上手くいったり、落ち込んだりの繰り返しですが、自分だけがついてないわけじゃないってことです。

はるか昔からみんなも苦労したんだなとシンミリする四字熟語です。

一栄一辱(いちえいいちじょく)

意味一度栄えても屈辱的な境遇に落ちてしまう。それが世の中の常であること。栄枯盛衰(エイコセイスイ)。盛者必衰(ジョウシャヒッスイ)。

一栄一落(いちえいいちらく)

意味「春には草木が茂り、秋には落葉する」から、人が栄えたり落ちぶれたりすることが世の中の常であること。飛花落葉。

一将万骨(いっしょうばんこつ)

意味一人の将軍の成功のかげには多くの犠牲があること。千軍は得易く、一将は求難し。

一場春夢(いちじょうしゅんむ)

意味「春の夜のはかない夢はすぐに冷めてしまう」から、人生のはかなさのたとえ。春の夜の夢の如し。

一朝一夕(いっちょういっせき)

意味物事は長い年月かけて出来上がっていくこと。ローマは一日にして成らず。

一陽来復(いちようらいふく)

意味悪いことの後には良いことがあること。冬来りなば春遠からじ。

一陽来復が座右の銘だとどんな印象?意味と由来から考えてみよう
一陽来復を調べてみると、なんと宇宙の真理、人生の真理を言いあらわす四字熟語です。これは毎年の書き初めとして選ばれるべき座右の銘ではないでしょうか?この記事では一陽来復の意味、座右の銘としてお勧めの方、由来、一陽来復の類義語をご紹介します。

一天四海(いってんしかい)

意味「空の果てと四方の海の全て」から、世界全体のこと。四海天下。

仕事 編

仕事の極意って昔から変わらないようですよ。マネジメント七術なんて、今のマネジメント本に書かれているものと何ら変わらない気がします。

職場での在り方や人間関係にも役立ちそうな四字熟語です。

一聴責下(いっちょうせきか)

意味「韓非子」にあるマネジメント七術の一つ。部下一人一人の言うことを聞いて言い分に照らして責任を負わすこと。

一葉知秋(いちようちしゅう)

意味「青桐(アオギリ)の葉が一枚落ちるのを見れば秋が来たことを知ることができる」から、小さな現象から大きな動きを察知すること。霜を履んで堅氷至る。

一斑全豹(いっぱんぜんぴょう)

意味「豹の一つの斑(マダラ)模様」から、ある一部分をみて全体を推量したり批評すること。豹の一斑。

一木難支(いちぼくなんし)

意味「一本の柱では大きな物を支えることが出来ない」から、一人では大きな仕事は出来ないこと。一木いずくんぞよく大廈(タイカ)を支えん。

一字褒貶(いちじほうへん)

意味文字一つで人を褒めることも出来れば、けなすこともできること。

一登竜門(いっとりゅうもん)

意味一度、偉い人に認められれば、その人の値打ちが10倍になること。鯉の滝登り。

一歩登天(いっぽとうてん)

意味「一気に天まで登る」から、いきなり出世すること。

有難い教え 編

仏教の教えなど、心に響く有難い四字熟語を集めました。「一」の意味が深いです。

一馬当先(いちばとうせん)

意味「一頭の馬が先に立つ」から、自ら先頭を切ること。率先垂範。やせ馬の道急ぎ。

一諾千金(いちだくせんきん)

意味「一度の承諾は千金の値がある」から、約束を重んじる大切さ。男子に二言なし。軽諾寡信(ケイダクカシン)。

一壺千金(いっこせんきん)

意味「普段は価値がなくても、水に溺れた時は一つの壺でも千金の価値がある」から、普段は軽く扱う物も、いざという時はとても役に立つこと。

一刀両断(いっとうりょうだん)

意味「一刀で真っ二つに斬る」ように物事を処理すれば全てうまく解決すること。

一点素心(いってんそしん)

意味「自分の素直な気持ち。真心」から、大人物になるには世俗に流されない信念を持ち続けなければならないこと。

一蓮托生(いちれんたくしょう)

意味「死後、極楽で同じ蓮の花の上に生まれ変わる」から、同志が同じ行動をとり運命を共にすること。蓮の台(ウテナ)の半座を分かつ。死なば諸共(モロトモ)。

一塵不染(いちじんふせん)

意味少しの塵(物欲)にも染まらずにきれいであること。

一利一害(いちりいちがい)

意味新しく一つの利益となることを始めるより、今までの害を一つでもやめた方が良いということ。一得一失。稼ぐより使うな。

一長一短(いっちょういったん)

意味長所もあれば短所もあること。帯に短し襷(タスキ)に長し。

一水四見(いっすいしけん)

意味同じ物を見るにしても、見る者の心が違えば違った見方になること。一月三舟。

一天地六(いってんちろく)

意味サイコロを振らなければ何が出るかわからず、意のままにならないこと。出たとこ勝負の運任せ。一六勝負。

一視同仁(いっしどうじん)

意味聖人君子は愛を持って、みなに平等に接すること。等量斉視(トウリョウセイシ)。

一塵法界(いちじんほっかい)

意味「小さな塵の中にも限りない世界がある」から、至高の真理はいかなる物にも見出すことができること。

一月三舟(いちげつさんしゅう)

意味「一つの月を見るにも、止まっている舟からは月も止まっているように見え、動いている舟からは月も移動しているように見える」から、同じ教えも人によって受取り方が違うということ。

一期一会(いちごいちえ)

意味「一生に一度の出会い」と思って人に接することが大切であること。一世一代。

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一言芳恩(いちごんほうおん)

意味一言の言葉をかけられたことを一生恩に思い、感謝すること。

一字三礼(いちじさんらい)

意味「写経の際、一字書くごとに三度礼拝する」から、敬虔な態度のこと。一刀三礼(イットウサンレイ)。一筆三礼(イッピツサンレイ)。

一殺多生(いっせつたしょう)

意味多くの者を生かすには一つを殺すのもやむを得ないこと。一将成って万骨枯る。

一切皆成(いっさいかいじょう)

意味一切の衆生はみな仏性があり成仏できる。一切衆生悉有仏性(イッサイシュジョウシツウブツショウ)。

一切皆空(いっさいかいくう)

意味あらゆる現象や物体は空であること。

一業所感(いちごうしょかん)

意味多くの人が同じ業(行為)によって、同じ果報(むくい。めぐり合わせ)を感じること。

一紙半銭(いっしはんせん)

意味「一紙半銭の慈悲を施す」といい、わずかな寄進(寄付)のこと。貧者の一灯。鐚一文(ビタイチモン)。

一貧一富(いっぴんいっぷ)

意味貧富の差によって世間の見る目が変わってくること。一死一生、乃ち交情を知る。

一饋十起(いっきじゅっき)

意味「夏の兎王が一度の食事中、十回も立って賢者に会った」から、善政のために熱心に賢者を求めること。握髪吐哺(アクアツトホ)。

一暴十寒(いちぼうじゅっかん)

意味「一日だけ陽に当て、十日間日陰に置けば植物は育たない」から、何事も継続しなければ効果がないこと。

一刻千金(いっこくせんきん)

意味「春宵一刻値千金」といい、春の夜は趣きがあり、ひと時でも千金の値があること。夏の月、蚊を疵にして五百両。

一粒万倍(いちりゅうまんばい)

意味「一粒の種を蒔けば万倍もの収穫となる」から、少しの物でも粗末にしないこと。また、少しの善行で多くの善果が得られること。因果応報。

一病息災(いちびょうそくさい)

意味無病息災よりも一つ病気を持っている方が体調管理に繋がり長生きするということ。無病息災。平穏無事。

一暴十寒(いちばくじっかん)

意味「一日暖めて十日冷やす」から、せっかくの努力が無題になること。

一罰百戒(いちばつひゃくかい)

意味一人の悪人を罰し、百人が罪を犯さないように戒めること。犯罪予防。鴨を撃って鴛鴦(エンオウ)を驚かす。

羨ましい才能 編

生まれつきスゴイ才能を持っている方っているものです。自分で気づいていない人がいたら、四字熟語を使って教えてあげましょう!

一字千金(いちじせんきん)

意味「一文字に千金の値がある」から、文の才能が優れていること。また、読み書きを教えてくれる師への厚い恩のこと。

一言喝破(いちげんかっぱ)

意味一言で喝破し真理を明らかにすること。百黙一言(ヒャクモクイチゲン)。一語道破(イチゴドウハ)

一語道破(いちごどうは)

意味一言で事の真相を暴くこと。一言喝破(イチゲンカッパ)。

一時名流(いちじめいりゅう)

意味その時、その時代の名士となる人。名流夫人。

一顧傾城(いっこけいせい)

意味絶世の美女が一顧(ちょっとだけ振り返って見る)すると君主が心を惑わせ、ついには国が亡びることもあるという戒め。傾城傾国。傾城の美女。

一針見血(いっしんけんけつ)

意味本質をつく意見や批判のこと。正鵠(セイコク)を射る。

一波三折(いっぱさんせつ)

意味詩や文章などに起伏があること。意外性があること。

一目十行(ひとめじゅうぎょう)

意味「一気に十行を読める」から、非常に読書が速いこと。人目十行倶に下る。

一呼百応(いっこひゃくおう)

意味「一声呼べば百人が応える」から、権力の勢いがあり取り巻きが多いこと。

一騎当千(いっきとうせん)

意味一人で千人を相手にできるほど強いこと。千人力。

一瀉千里(いっしゃせんり)

意味「急流があっという間に千里まで流れていく」から、文章や弁舌によどみがないこと。一気呵成(イッキカセイ)。

一枚看板(いちまいかんばん)

意味大勢の中のかけがいのない人。花形役者。

一世木鐸(いっせいぼくたく)

意味一世(その当時)法令を教える際は木鐸(金属の鈴)を鳴らして民衆を集めていたことから、社会の指導者。孔子を木鐸になぞらえている。

一顰一笑(いっぴんいっしょう)

意味賢明な君主は軽々しく喜怒哀楽を顔にあらわさないこと。一喜一憂。

一気呵成(いっきかせい)

意味一気に文章を書き上げたり物事を成し遂げること。一瀉千里(イッシャセンリ)。

一挙成名(いっきょせいめい)

意味「一挙に名を成す」から、一夜にして有名になること。

一本万利(いっぽんばんり)

意味「一の資金で万の利益を得る」から、ぼろ儲け。商売上手なこと。一粒万倍。

問題ありの性格 編

先ほどの才能とは一味違った性格編です。

こちらも目に余るようなら勇気を出して、四字熟語で伝えてみましょう!

一孔乃見(いっこうのけん)

意味「狭い穴からのぞき見る」から、狭い見識のこと。井の中の蛙大海を知らず。

一言居士(いちげんこじ)

意味何事にもひとこと付け加えなければ気が済まない人。自説を述べてまた黙るような人。一徹短慮。百黙一言。

一毛布抜(いちもうふばつ)

意味「毛の一本も抜こうとしない」から、極端にケチで財布の紐が固いこと。

想い&感謝 編

「人から物を頂いた時は3回お礼を言う」を家訓にしている同僚がいました。ちょっとした物をあげると、オーバーなくらい喜んでくれました。彼女の机にはいつも誰かのちょっとしたお土産が置いてありましたが、私も彼女の喜ぶ顔を想像しながらプレゼントを選ぶことが楽しかったです。

まさに主君の寵愛を一身に受けちゃいそうな同僚でした。皆さんもお礼3回、お試しあれ!

一日九遷(いちじつきゅうせん)

意味「一日(一年の章)に9段階も昇進する」から、主君の寵愛を一身に受けること。

一宿一飯(いっしゅくいっぱん)

意味「一宿一飯の義理」から、ちょっとした世話になること。一飯乃報。

一飯乃報(いっぱんのむくい)

意味「一握りの飯」から、少しの恩でも恩返しすること。一飯乃恩。一宿一飯。

一倡三嘆(いっしょうさんたん)

意味「一度音読し三度感嘆する」から、詩などを繰り返して読み上手なできばえを褒める言葉。

一心同体(いっしんどうたい)

意味「一つの心、同じ体」から、強い絆で結ばれていること。異体同心。

一日三秋(いちじつさんしゅう)

意味「たった一日なのに三回秋が来たような気持ち」から、人や物事を待ちわびる気持ちが強いこと。一日千秋。恋し焦がれて鳴く蟬よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす。

一日千秋(いちじつせんしゅう)

意味「たった一日なのに千回秋が来たような気持ち」から、人や物事を待ちわびる気持ちが強いこと。一日三秋。

一字乃師(いちじのし)

意味「一字を訂正する師」から、悪い箇所を改めてくれた人を尊敬する言葉。一字の先生。一字乃長。

一言半句(いちげんはんく)

意味ほんのわずかな言葉。大事な言葉をあらわす時に使う。片言隻辞(ヘンゲンセキジ)。

その他 編

ここからは、カテゴリー分けができない「その他」編です。

私たちが普段使いしている四字熟語もあれば、ぜんぜん聞いたことも見たこともないものもあります。せっかく出来た四字熟語なので、このまま忘れられないようにどこかで使いたいと思います!

一日乃長(いちじつのちょう)

意味「一日だけ先に生まれる」から、ほんの少し勝っていること。わずかな年の差のこと。一字乃師。

一牛鳴地(いちぎゅうめいち)

意味牛が一声鳴く声が聞こえるほどに近いこと。一牛吼地(イチギュウコウチ)。口耳四寸(コウジシスン)の間。

一衣帯水(いちいたいすい)

意味「一筋の帯のような川や海を挟んで土地がある」から、非常に近い位置にあること。衣帯一江。

一旦緩急(いったんかんきゅう)

意味いざという時。急な出来事。「いざ鎌倉」

一塊乃肉(いっかいのにく)

意味ただ一人の子供。ひとつぶだね。

一紙空文(いっしくうぶん)

意味「一枚の空文」から、実行されない取り決め。ただの紙切れ。大信不約。

一挙一動(いっきょいちどう)

意味一つ一つの動作のこと。一挙手一投足。

一汁一菜(いちじゅういっさい)

意味質素な食事のこと。食前方丈。三珍海味。

一喜一憂(いっきいちゆう)

意味事情が変化するたびに喜んだり憂いたりすること。一嚬一笑(イチビンイッショウ)。

一進一退(いっしんいったい)

意味進んだり退いたりすること。寸進尺退(スンシンセキタイ)。

一鱗半爪(いちりんはんそう)

意味「雲の間から見える竜の鱗や爪」から、片鱗をのぞかせながら全体像がつかめないこと。

一箭双鵰(いっせんそうちょう)

意味「一本で二羽の鷲を射止める」から、一石二鳥のこと。一挙両得。

一石二鳥(いっせきにちょう)

意味「一つの石で二羽の鳥を落とす」から、一つのことをして二つの利益を得ること。一箭双鵰(イッセンソウチョウ)。一挙両得。

一挙両得(いっきょりょうとく)

意味一つのことをして二つの利益を得ること。一石二鳥。一挙両失。

一来二去(いちらいにきょ)

意味行ったり来たりすること。

一攫千金(いっかくせんきん)

意味少しのことをして大金を手に入れること。濡れ手で粟。

一落千丈(いちらくせんじょう)

意味「琴の音が急に下がる」から、景気や相場が急に悪化すること。女性の転落。

一髪千鈞(いっぱつせんきん)

意味「一本の髪の毛で千鈞(非常に重いこと)の重さを引く」から、非常に危険であること。千鈞一発。累卵乃危(ルイランノキ)。

一波万波(いっぱばんば)

意味ごく小さなことが大きな影響を及ぼすこと。一石の波紋。

一億一心(いちおくいっしん)

意味一億の者が心を一つにして、同じ目的に向かっていくこと。

一触即発(いっしょくそくはつ)

意味対立した勢力がにらみ合い緊迫した状況のこと。剣抜怒張(ケンバツドチョウ)。

一決雌雄(いっけつしゆう)

意味「一戦してどちらが雄か優劣を決める」から、勝敗を決めること。未だ、雌雄定まらず。

一目瞭然(いちもくりょうぜん)

意味ひとめ見て明らか(瞭)なこと。一目了然。

一世風靡(いっせいふうび)

意味風が草木をなびかせるようにその時代をリードすること。一世一代。

一筆啓上(いっぴつけいじょう)

意味男性が手紙の最初に書く「お手紙を差し上げます」という挨拶言葉。

一路平安(いちろへいあん)

意味旅に出る人にかける挨拶言葉。一路順風。

一部始終(いちぶしじゅう)

意味始めから終わりまでの全てのこと。一伍一十。徹頭徹尾。

一伍一十(いちごいちじゅう)

意味「一から十まで」から、最初から終わりまで。一部始終。徹頭徹尾。

一網打尽(いちもうだじん)

意味「一つの網で魚を残らず取りつくす」から、悪党を一度に捕らえること。天網恢恢疎(テンモウカイカイソ)にして漏らさず。

まとめ

一から始まる四字熟語130語を、いくつかのカテゴリーに分けてご紹介しました。

数字が入った四字熟語は数々あれど、「一」から始まる熟語は意味も深くて最強だと思いませんか?仏教の教えも多いような気がします。

あまり聞いたことのない四字熟語の共通点は、書き方が大変だったり、何て読むのか悩むような漢字が使われているように思いました。

でもそんな難しい四字熟語をとおして、新しい漢字を知ることも楽しいです。日常で使う機会は少ないけれど、これからもいろいろな四字熟語と漢字を見つけたいと思います!

最後までお読み頂き、どうもありがとうございました。

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