「堅忍不抜(けんにんふばつ)」を座右の銘にして大成功しちゃおう!

四文字熟語

堅忍不抜っていう四字熟語、知ってますか?漢字だけみると、忍者が使う術ですか?って思いませんか?

いざ意味を調べてみると、優柔不断な私のような人にピッタリなんです。一番最初に考えた人って凄いな~私のこと知ってるんですかね?って思いました。

私ばかりでなく、誘惑に負けやすく、我慢することが苦手な方のために、中国の物書きの方が「堅忍不抜ってどう?四字熟語にしたから覚えやすいでしょ。これを座右の銘にして誘惑に負けないで頑張るんだよ!」という感じで残してくれたのかもしれません。

この記事では「堅忍不抜(けんにんふばつ)」の意味、座右の銘として堅忍不抜をお勧めしたい方、堅忍不抜の類義語、そして由来と使い方をご紹介します。

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堅忍不抜(けんにんふばつ)の意味にドキッとするよ

堅忍不抜の意味を調べてみました。

けんにん-ふばつ【堅忍不抜】

がまんつよくたえ忍んで心を動かさないこと。「-の意志」

引用元:広辞苑第七版 岩波書店
  • 「堅忍」耐え忍ぶこと。
  • 「不抜」直訳すると「抜き取られないこと」ですが、ここでは「意志がかたい」という意味になります。

堅忍不抜の意味は「我慢強く耐えて心を動かさないこと」となりますが、ポイントは「心を動かさないこと」です。

こちらの引用にドキッとする言葉があります。

どんな困難や誘惑に出会っても、心を動かさず、我慢すること。「遊びの誘惑も断り、堅忍不抜の精神で仕事に精を出した」などと用いる。

引用元:大人の国語力大全 青春出版社

この誘惑という言葉にドキッとしませんか?

遊びの誘惑なんて、毎日なにかしらありますよね。

遊ぶだけでなく、ダイエット中だけどアンマン食べようとか、運動やめて昼寝しようとか・・こんな誘惑にも負けないなんて仏門に入るしかないのでは?

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座右の銘に堅忍不抜がお勧めな方

座右の銘とは、常に自分の身近において、何かあれば思い出し、人生を軌道修正する言葉です。

堅忍不抜を座右の銘としてお勧めしたい方は、こんな経験のある方です。

  • スマホで英会話の勉強をしようと思いたち、「よ~し、これから毎日勉強するぞ~」とスマホをかまえたとたん、楽しそうなYouTubeを見つけて、ちょっと見るつもりが夜中まで見てしまった。
  • 「もう余計な物は買わない!断捨離だ!」とリサイクルショップに持ち込んで得たお金で、その倍する洋服を買ってしまった。

全部わたくし事ですが、皆さんにもこんな経験ありますよね!人間の煩悩は108つもあるんですから。

「それではいけない。誘惑に負けないで決めたことをやるぞ!」と決心した方にこそ、堅忍不抜を座右の銘にすることをお勧めします。

節約のため、安いお皿しか食べません!堅忍不抜の精神で頑張ろう!

そう言いきったお母さん、それ大トロですけど?

堅忍不抜の由来&責任が持てない使い方

由来は?

中国の蘇軾(そしょく)が遺した「晁錯論(ちょうそろん)」が由来と言われています。

出典

古(いにしへ)の大事を立つる者は、唯(た)だに超世の才有るのみならず、亦(ま)た必ず堅忍不抜の志有り。〈北宋、祖蘇軾、晁錯論〉

引用元:大修館 四字熟語辞典

「昔の大事を成し遂げた人は、単にずば抜けた才能があるだけでなく、必ず堅忍不抜の強い意志がある」という意味です。

「北宋(ほくそう)」は中国の王朝のこと、「蘇軾」は中国の詩人、文章家です。

責任が持てない使い方は?

有名な小説である壇一雄氏の「火宅の人」に堅忍不抜が登場します。

私は堅忍不抜の愛などというものをからっきし持ち合わせていない。〈壇一雄、火宅の人)

引用元:大修館 四字熟語辞典

堅忍不抜の後に続く言葉は、勉強、スポーツ、人生、仕事などが思い浮かびますが、「愛」とは恐れ入りました。

こんなセリフをさらっというワルい男性に女性は弱かったりします。かと言って女性全員が弱いわけではないので、言ってしまった後の結末は責任持てません。

「お嬢さん、オイラは堅忍不抜の愛なんて持ってないぜ」

「隣に座っただけなのに何か言ってる、変なウシ」

堅忍不抜の類義語は持久力が勝負!

類義語には不撓不屈(ふとうふくつ)、堅忍持久(けんにんじきゅう)、曠日持久(こうじつじきゅう)などがあります。

長く持ちこたえるという「持久」が入るこちらの四字熟語は、長く続けたい目標がある方にお勧めします。

  • 「堅忍持久」我慢強く耐えて、長く持ちこたえること。
  • 「曠日持久」長い間、持ちこたえること。「曠日」は何もせずに日が過ぎること。「曠」にはむなしいという意味があります。
  • 「不撓不屈」決してくじけないこと。

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まとめ

「堅忍不抜(けんにんふばつ)」の意味は、我慢強く耐えて心を動かさないことです。

自分で決めたことなのに、すぐ挫折してしまう。気が付くといつもあらぬ方向に行ってしまう。そんな方の座右の銘としてお勧めしたい四字熟語です。

中国の祖蘇軾が書いた「晁錯論」が由来になっていると思われます。物事を成功させるには、たとえ大谷選手のような才能があっても、堅忍不抜の強い意志が必要だということです。

堅忍不抜の類義語には「不撓不屈」「堅忍持久」「曠日持久」があります。

この記事では「堅忍不抜(けんにんふばつ)」の意味、座右の銘として堅忍不抜をお勧めしたい方、堅忍不抜の類義語、そして由来と使い方をご紹介しました。

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